Jazz Dan Hitori

ジャズ・ピアノの自作音源、演奏動画です。毎週新作発表の予定。

メーデー歌 (Old Japanese Revolutionary Song) by Jazz Dan Hitori

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メーデー歌」 作詞:大場勇 作曲:永井建子 Old Japanese Revolutionary Song ソウル・フラワー・ユニオンのバージョンもありますが、もともとは1922年の第三回メーデーで発表された日本の古い労働歌(革命歌)。歌い出しから「聞け万国の労働者」とも呼ばれる、戦後も歌い続けられていた有名な曲です。原曲とのギャップが面白いかなと思ってジャズバラード風にリハーモナイズしました。作詞の大場勇は、原曲が発表された1922年当時池貝鉄工所の従業員・労働組合員。メロディーは、「アムール川の流血や」や「歩兵の本領」といった既存の曲を流用したもので、いわば替え歌。これらの曲の原曲を更に遡ると、永井建子作曲の軍歌「小楠公」(1899年発表)に行き当たる、ということのようです(以上wkipediaの情報から)。当時は著作権などという概念はほぼなかった、ということと、今のようにテレビやネットがあったわけでもなく、労働者がみんなで歌える曲というと、誰でも知っている有名曲の替え歌、ということになったのかもしれません。ちなみに、「昔昔浦島は」の「竜宮城」も、同じく軍歌「小楠公」をルーツとしているようです。この「メーデー歌」を口ずさむとなぜか「昔昔浦島は」が思い浮かんだのですが、そういうことだったわけか。しかし、「鉄道唱歌」なんかもよく似たメロディーだし、当時のみんなが歌える歌というのは、メロディーのバリエーションが少なかった、とかなのかもしれません。 ブルーノート風のジャケットの写真は、こちらのサイトhttps://www.labor.or.jp/gakuen/history/ichiran1.html から拝借した、1947年5月1日、第18回京都メーデーの様子です。 コード進行 Dm Eb7 | G/A A/B | Cm7 F7 | BbM7 Gm7 C7 | Dm Eb7 | Gm AbM7 | F/A AbM7 | C7 GbM7 |