不屈の民
2023年1月に、大昔にピアノソロ用にアレンジした「不屈の民」をアップロードしましたが、最近導入したAIボーカルのSynthesiser Vはスペイン語の歌唱も対応しているので、ボーカルピアノ・デュオで作り直しました。シュプレヒコールの部分は、Synthesiser Vの「ラップ」機能を使いました。ただしラップ機能はスペイン語が対応していなかったので、そこだけ英語にしてます。ピアノの音源もRavel Grandに置き換え、アーティキュレーションなども修正しました。
原曲は、行進曲ふうにアレンジされることが多いと思うのですが、哀愁をおびたメロディー、「枯葉」と同じ4度進行が美しいこの曲の特徴を活かしたアレンジになったのではないかと思っています。テーマ部分は通奏低音でコードが移り変わる感じ、ソロ部分は4度進行にそったアドリブにしています。
以前アップロードしたとき概要欄に書いた文章も再録しておきます。
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不屈の民を嗤いものにしバカにするひろゆき。彼をもてはやす卑屈の民。
https://webronza.asahi.com/national/articles/2022102700004.html
そんな世の中ですが、チリの有名な革命歌「不屈の民」を演奏しました。
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作曲 : セルヒオ・オルテガ
作詞 : キラパジュン
編曲・演奏 : ジャズ・ダン・ヒトリ
"The people united will never be defeated"
Composed by Sergio Ortega
Lyrics by Quilapayún
Arranged and played by Jazz Dan Hitori
GIN HOUSE BLUES (Maki Asakawa/Yosuke Yamashita) ジンハウス・ブルース(浅川マキ/山下洋輔)covered by JAZZ DAN HITORI
Gin House Blues (Me and My Gin)
written by Harry Burke (James C. Johnson)
Japanese lyrics by Maki Asakawa
Piano:Jazz Dan HItori (Universal Audio Ravel Grand Piano https://www.uaudio.jp/uad-plugins/instruments-extensions/ravel.html)
Bass : Mauro Sereno (https://youtu.be/auYT1FgRRnQ)
Jazz Dan Hitori (VIENNA Upright Bass https://www.vsl.co.at/en/Plucked_Instruments/Upright_Bass)
Drums: Mark Fletcher (Loopmasters https://www.loopmasters.com/genres/26-Jazz/products/7924-Jazz-Drums-Vol2-Mark-Fletcher)
浅川マキの「MAKI VI」(1974)から5曲目です。原曲↓
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この曲も、前回の「ボロと古鉄」と同様、ニーナ・シモンのアルバム「Forbidden Fruit」(1961)に収録されています。
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この曲は、Fletcher Henderson作曲、Henry Troy作詞とニーナ・シモンのアルバムでも浅川マキのアルバムでもクレジットされているのですが、これは実は間違いです。Fletcher Henderson作曲、Henry Troy作詞のGin House Bluesという曲は、1925年にベッシー・スミスによってレコーディングされているのですが、その歌詞やメロディーは、ニーナや浅川マキが歌っているこの曲とは違っています。
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ではこの曲は何なのかというと、同じくベッシー・スミスが1928年に発表したMe and My Ginという曲なのです。
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しかし、しばしばこの2つの曲は混同されてきたということです(こちら参照Gin House Blues - Wikipedia)
どちらの曲も、1920年から1933年の禁酒法時代に書かれた曲で、この曲のユーモラスな歌詞の内容からもそのことはすぐにわかります。
「近寄らないでよ、あたしの側に、だってあたしは今罪に溺れてるからさ」
「ねえどこかにいないの、アルコール密売人がさ。密売人だったら、まさしく友達さね」
など。ちなみに背景写真は、当時の禁酒法反対デモを写したパブリックドメイン写真です。
浅川さんはすでに1971年に二枚目のアルバム「MAKI II」でこの曲を歌っているのですが、こちらのバックも今田勝、中牟礼貞則ら大御所ジャズ・ミュージシャンです。しかし、こちらはジャズというよりそれこそ1920年代のブルーススタイルの演奏です。
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「MAKI VI」の山下カルテットのアレンジは、よりモダンなスタイルの演奏です。
ちなみに私のピアノソロはフリーぽい部分を入れましたが、「MAKI VI」の山下カルテットの演奏はまったくフリー要素なくオーソドックスなジャズスタイルです。ジンハウスブルースのソロは坂田明がクラリネットでオーソドックスなソロをワンコーラスとっています(これも良い)。森山威男のドラムも渋いです。
ところで、この曲、浅川さんの日本語詞で原田芳雄が歌ってるのですが、これもブルース寄りですが、なかなかいいです。
https://youtu.be/Qkgn5rCG4Qs?si=tCbyMwiOw1IRvWSk
ベッシー・スミスが歌った原詞は以下の通りです。
Stay away from me 'cause I'm in my sin
Stay away from me 'cause I'm in my sin
If this place gets raided, it's me and my gin
Don't try me nobody, oh, you will never win
Don't try me nobody 'cause you will never win
I'll fight the army, navy, just me and my gin
Any bootlegger sure is a pal of mine
Any bootlegger sure is a pal of mine
'Cause a good ol' bottle o' gin will get it all the time
When I'm feeling high, ain't nothing
I won't do When I'm feeling high, ain't nothing
I won't do Get me full of liquor, and I'll sure be nice to you
I don't want no pork, and I don't need no beer
I don't want no pork, and I don't need no beer
I don't want no porkchop, just give me gin instead
ニーナ・シモンはこの歌詞を少し変えていて、「it's me and my gin 」のところを「somebody give me my gin」と歌っています。ここを、浅川さんは最後に英語で歌っていますね。
過去の「MAKI VI」からの曲は以下です。ボーカルは、そのうちSynthesyser Vで作り直そうと思っています。
Rags and Old Iron (Maki Asakawa/Yosuke Yamashita)ボロと古鉄(浅川マキ/山下洋輔)covered by JAZZ DAN HITORI
作詩:Oscer Brown Jr.
作曲:N.Cautis O.Brown Jr.
日本語詩:浅川マキ
編曲:山下洋輔
歌:知声(Chis-A)
演奏 : ジャズ・ダン・ヒトリ
浅川マキ✕山下洋輔の「MAKI VI」からの4曲目です。
原曲は、ニーナ・シモン Nina Simone(1933−2003)の1961年のアルバム「Forbidden Fruit」に収録された " Rags and Old Iron "です(それにしても「MAKI VI」は、ラングストン・ヒューズにニーナ・シモン、と選曲のセンスがすばらしい)。冒頭の「Rags Old Iron」の繰り返しは、要するに「ボロにくず鉄〜ありませんか〜」みたいな屑屋の呼び声なのだと思います。この部分、浅川マキの歌は「ラーンゴーラーン」としか聞こえないのですが(そしてたぶん浅川さんそう歌っている)、たしかにニーナシモンの原曲でもそう聞こえる箇所があります。日本の売り声、呼び声もそうですが、おそらく、独特の発声(アフリカン・アメリカン・イングリッシュでもあるのでしょう)なのだと思います。
1933年南部の貧しい家庭に生まれたニーナ・シモン(本名 Eunice Waymon)は、幼い頃ピアノの才能を見出されジュリアード音楽院に進学しますが、差別のためクラシックのピアニストの道を閉ざされ、弾き語りの歌手に転身した人です。作詞作曲のオスカー・ブラウン・ジュニア Oscer Brown Jr. (1926年10月10日 - 2005年5月29日)は、アフリカ系アメリカ人の、歌手・作曲家・詩人・劇作家・俳優、ですが、ニーナ・シモンと同じく差別と闘った人でした。ニーナ・シモンの「Forbidden Fruit」は、二人がコラボしたアルバムで、浅川マキ✕山下洋輔の「MAKI VI」では、このアルバムから、この「ボロと古鉄」と、「ジンハウスブルース"Gin House Blues"」を日本語詞にしてカバーしています(「ジンハウスブルース」もそのうち…)。浅川マキによる日本語詞はほぼ原詞どおりですが、アレンジはオリジナルとだいぶ異なっていて、コルトレーン・カルテット風のアレンジになっています。3拍子のこの曲、山下洋輔のアレンジは、コルトレーンのMy Favorite Things(1960年10月録音)風のアレンジですが、私の演奏は、もうちょっとあとの時代のコルトレーンのイメージで、ピアノのバッキングのボイシングを4度重ねにして、ドラムはエルビン風アフロ・ジャズ・ワルツにしました。ソロは、My Favorite Thingsからわずか数ヶ月後に録音されたコルトレーンの「アフリカ・ブラス」におけるマッコイのソロ、風です……。
ところで、オスカー・ブラウン・ジュニアは、1950年代に、シカゴのある町で広告会社にコピーライターとして採用されたのですが、彼が同僚と高級イタリア料理店に入ったところ、ウェイターに「オーナーが黒人にはサービスしたくないと言っている」と告げられたそうです。彼らは店を出ることを拒否し、サービスを受けるまで座り続けました。彼らはその町の多くのレストランで同様の行動を繰り返しました*1。これは、公民権運動の中で行われたSit In(座り込み)という闘争です。 ドラマー、マックス・ローチがオスカー・ブラウン・ジュニアとアビー・リンカーンとコラボして作ったのが、有名な「We Insist!」(1960年)なのですが、このアルバムのジャケットでは、Sit Inの写真(飲食店のカウンターに座っている3人の黒人男性と、カウンターの向こうで困惑した表情を示す白人店員が写っています)が使われています。

Moanin’
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モーニンはジャズの曲としてはかなり有名な曲だと思います。アート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズが1958年に発表したアルバムのタイトル曲です。
曲名の意味は、「朝」(morning)ではなく「呻き、嘆き」(moanin)だ、というのは披露したら嫌がられそうな典型的なジャズうんちくの代表かもしれませんが、ジョン・ヘンドリクスが後でつけた歌詞の歌いだしは「Every mornin’ find me moanin’」で、「朝」と「嘆き」が掛けられています。この曲、というかジャズ・メッセンジャーズのブレイクの背景については、こんな面白いブログ記事がありました。
jazzclub-overseas.com
モーニンのうんちくとしてはもう一つあって、パリのクラブ・サンジェルマンでジャズ・メッセンジャーズがこの曲を演奏したとき、最前列にいたピアニストのヘイゼル・スコットがボビー・ティモンズのソロに興奮し、感極まって「Oh Lord have mercy!」と叫んだのがレコードに記録されていて、曲のクレジットも「モーニン・ウイズ・ヘイゼル」となっている、というものです。ヘイゼル・スコット (Hazel Dorothy Scott, 1920-1981)は、 トリニダード・トバコ出身ですが幼い頃ニューヨークのハーレムに移り住み、ピアニストで音楽教師であった母と、祖母と暮らしていました。1930年代からピアニスト、歌手、俳優として活躍していましたが、ピアノのうまさは、1943年のこの映画の一場面をみるとわかると思います。
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1950年からは、アフリカ系アメリカ人としては初めて、『ヘイゼル・スコット・ショー』というテレビ番組を持ちますが、これはかなりの人気番組だったそうです。しかし、「キャリアを通じて、マッカーシズムと人種隔離に公然と反対し続けた*1」彼女は、赤狩りの標的となり、1950年9月22日、自発的に下院非米活動委員会(HUAC)に出頭しましたが、その1週間後に番組は打ち切り。1957年に、追われるようにしてフランスに渡った、というわけです。パリに来たジャズ・メッセンジャーズに興奮して叫んだのはその翌年のことでした。1963年には、ジェームズ・ボールドウィンをはじめとするアフリカ系アメリカ人の移住者たちとともにパリのアメリカ大使館まで行進し、ワシントン大行進への支持を表明したということです*2
불나비 / 민중가요 (火の蝶/韓国民衆歌謡 日本語版)
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2009年に『歌よ、はばたけ!―韓国の民衆歌謡』という本
https://tsugeshobo.com/modules/archives/index.php?lid=426&cid=7
を買って、この中の曲をいつか演奏してみたいと思っていたのですが、その機会なく気がつくと10年以上たってしまいました。今回演奏した「불나비」(プㇽラビ=火の蝶)という曲について、『歌よ、はばたけ!―韓国の民衆歌謡』では、このように書かれています。
リフレインの「お〜自由よ!よ〜喜びよ!」(原詞)という歌詞は、1970年代当時韓国の若者たちの軍事政権下での抑圧を跳ね返す、ほとばしり出る思いだった。作者不詳のこの歌は労働現場を中心に広まり、その後も歌い手の様々なバリエーションにより豊かになった。
特筆すべきは1970年代後半から1980年代、日本での日韓連帯運動の中でも愛された歌だということだ。当時、日本でも『プリパ』、『朝露』などとともに金大中氏救援運動や、韓国労働者への支援運動、そして在日韓国人政治犯救援運動の中で歌われた歌があった。全国各地での支援のハンストや集会、デモ、署名活動にはいつも歌があった。
『歌よ、はばたけ!―韓国の民衆歌謡』には、譜面と、朝鮮語、日本語の歌詞が記載されているのですが、この日本語歌詞は、男性二人の歌グループ「自由の木」によるものだということです。朝鮮語のAI歌手もないことはないようなのですが導入が難しそうなので今回は日本語歌詞で歌ってもらいました。原詞の翻訳を見ると、日本語歌詞はいろいろと原詞の内容を取り入れていることがわかります。しかし、日本語歌詞は「我らは戦う労働者」というフレーズが印象的ですが、原詞にはそういうフレーズはありません。また、日本語歌詞は、原詞の「火の蝶」を「火の鳥」に変えて、労働運動が「火の鳥のようによみがえる」という内容を付け加えています。
その他、調べた所色々な情報がわかってきました。まず、2024年2月更新のこちらのサイトをDeepLで自動翻訳してみました。修正を加えて引用します。
https://namu.wiki/w/%EB%B6%88%EB%82%98%EB%B9%84
大韓民国の民衆歌。1981年に作られ、作曲、作詞者ともに不明であったが、中央大学経営学部貿易学科3年生に在学していたウム・ソンチョル 음성철 であることが判明した。
民衆歌手チェ・ドウン 최도은 が歌ったロックバージョンが有名である。
というわけで、『歌よ、はばたけ!―韓国の民衆歌謡』では不詳となっていた作者はその後判明したそうです。このサイトには曲の「誕生背景」として以下のように記載されています。作者のウム・ソンチョルさんは大学生でありながら労働者のために夜学の教師もしていたということのようです。
夜学教師をしていたチュンアン(中央)大学経営学部貿易学科3年生のウム・ソンチョルが1981年に作詞、作曲したが、一日10時間以上の労働で厳しい生活の中でも向学心を燃やしていた若い夜学生を思い浮かべながら作ったという。
マボ(麻浦)区ソンサン(聖山)教会に通う夜学生を通じて、近隣のイファ(梨花)女子大学、ソンガン(西江)大学、ヨンセ(延世)大学の学生たちの間で愛唱され広まっていったこの曲は、チョン・テイル(全泰壱 신군부)が生前活動していたチョンゲ(清渓)皮革労働組合を皮切りに歌われ始め、数多くの労働運動現場で歌われるようになり、80年代の新軍部政権後、学生運動と労働運動が激化するにつれて広く広まり、1984年に初めてレコードに収録された。当時は今より遅く、悲壮に歌われていたというが、1980年代末、歌を求める人々をはじめ、様々な民衆歌手がロックで編曲し、リズムを入れるなどの新たな試みにより、今のような激しい伴奏と速いテンポの불나비が定着した。
21世紀になってもその人気は変わらず、その起源の影響もあり、歌詞も党派性を感じさせないので、強い歌詞の民衆歌の中では党派を問わず歌われている曲の一つである。よく言われるように、PD派も NL派も一緒に歌う「プㇽラビ(火の蝶)」불나비。実際、歌詞だけを見れば右派の自由主義者も好きそうな内容なので、右翼もたまに歌う。
ロック調のものとして最も有名であるらしい、チェ・ドウン(최도은、1964‐)のバージョンはこちらです。
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この曲については、こちらのサイト
https://ameblo.jp/sonnykim/entry-12225186964.html
が、韓国の「公務員新聞」の記事
https://www.upublic.co.kr/news/articleView.html?idxno=3942
を紹介しながら、詳しく書いています。
この記事によると、「火の蝶」が象徴しているのは1970年に平和市場で「労働基準法」の本を胸に抱え、「労働基準法を遵守せよ!」と叫んで焼身自殺したチョン・テイル/전태일烈士(22歳)だと書かれています。彼のこの焼身自殺を無駄にしてはいけないと、学生運動、労働者運動が新しい局面に入り、大きく盛り上がったそうです。ソウルには彼の銅像が置かれています。タイトルの「火の蝶」とは、燃えていた チョン・テイル/전태일君を表しているのでしょう。
上記の記事によると、「プㇽラビ(火の蝶)」の歌詞は、チェ・ドウンのバージョンと違う歌詞があったそうで、その歌詞では、チェ・ドウンのポピュラーなバージョンで「我らは火の蝶」 ウリ プㇽラビ 우린 불나비 となっているところが、「我らは労働者」 ウリ ノドンジャ 우린 노동자 となっていたということです。これがその、チェ・ドウンのバージョンよりも古いバージョンです。
https://youtu.be/YnuXTC7kO2E
というわけで、おそらく「自由の木」による日本語歌詞は、こちらの歌詞を参照していたのではないでしょうか。
チョン・テイルについては、日本語wikipediaもあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E6%B3%B0%E5%A3%B1
ところで、「불나비」で検索すると、このタイトルの同名異曲が他に少なくとも2曲あるようです。一つはチャン・ユンジョン(張允瀞、장윤정、1980-)という女性歌手の曲。トロットというもともとは韓国演歌とも言われるようなジャンルの歌手ですが、トロットは今は演歌色は薄れているそうで、この曲もまったくイケイケポップスという感じの曲です。
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歌詞の一部をDeepL翻訳したものが以下ですが
ゆらゆら揺れるあの灯りの間にいつの間にか飛ぶ火の蝶
燃えることも知らずにバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~。
孤独はほこりを払うようにトゥクトゥクトゥクトゥクトゥクトゥクトゥクトゥクトゥクトゥクトゥクトゥクトゥク
赤、青、黄色の照明の下で誘惑して誘惑して誘惑して
つまり誘惑されて集まってくる「飛んで火に入る夏の虫」、が「火の蝶」ということなのでしょう。
もう一つは、チョ・ヘウォン(趙海元、조해원、1934-)監督の1965年の映画「プㇽラビ(火の蝶)」の主題歌で、歌っているのは俳優で歌手のキム・サングク(김상국、1934-2006)さんだということです。
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映画の内容は、こちら https://www.kmdb.or.kr/story/135/4060 のDeepL翻訳によるとこんな感じらしいです。
優れた容姿を持つ女性がいる。多くの男たちが彼女に近づくが、そのたびに男たちは一人ずつ死んでいく。偶然彼女に出会った若い弁護士も彼女に恋をしてしまうが、次第に彼女を取り巻く事件に巻き込まれていく。
これもやはり、「火の蝶」とは飛んで火に入る夏の虫のことのようですね。
その他、FC불나비 というサッカークラブがあるようです。とにかく、由来はわかりませんが「プㇽラビ(火の蝶)」というモチーフは朝鮮ではよくあるものなのかもしれません。
TRICOTISM by JAZZ DAN HITORI
written by Oscar Pettiford Piano : Jazz Dan Hitori (Universal Audio Ravel Grand Piano https://www.uaudio.jp/uad-plugins/instruments-extensions/ravel.html) Tenor Sax : Jazz Dan Hitori (VHorns Tenor Sax2 https://www.acousticsamples.net/Bundles/vhorns-tenorsax) Bass : Mauro Sereno (https://youtu.be/lpjvYQWRyio) Drums: Mark Fletcher (Loopmasters https://www.loopmasters.com/genres/26-Jazz/products/7924-Jazz-Drums-Vol2-Mark-Fletcher) ベーシスト、オスカー・ペティフォードOscar pettiford(1922−1960)のTRICOTISMといういかにもバップぽい曲です。ピアニストのオスカー・ピーターソン Oscar Peterson(1925−2007)作曲とされているケースがありますが、間違いだと思います。二人の名前は、Oscar Pet...まで同じで、オスカー・ピーターソンも実際にこの曲を演奏しているので、まあ紛らわしくはありますが。変わった曲名だな、と思って調べたら、tricotismという単語は辞書に載っていないそうです。じゃあ造語かというとそういうわけではなく、どうも初演のときは「trictrotism」という曲名だったようです。こちらは辞書に載っていて、日本語だと三段脈と言われる医学用語(不整脈の一種?)らしい。ところが、ペティフォードさん、自分でこの曲名つけておいて、日常用語ではないので記憶があやふやだったのか、数年後に演奏したときはrが抜けた「tricotism」と曲名をクレジットしてしまったそうです。で、そっちのほうが一般的になってしまった、ということらしいですね。 design https://www.canva.com/
わたしの金曜日(浅川マキ/山下洋輔)
浅川マキの1974年のアルバム「MAKI VI 」から
に続くカバー三曲目です。
前二作はラングストン・ヒューズの詩の斎藤忠利による日本語訳が歌詞でしたが、これは浅川マキさんの作詞です。ユーモラスでとてもいい詩ですね。オリジナルの山下洋輔さんの伴奏は、音数が少ない!とてもあの雰囲気は出ないので、音数を増やしました。ところで、この曲は、角銅真実さんによる2020年のカバーがあるのですが、これが…違う曲のようにアレンジされているのですがとてもいい!オリジナルの浅川さんが1970年代の新宿、だとすると角銅さんのは1990年の下北沢、みたいな?よくわかりませんがどちらもそれぞれ良いです。私のバージョンは……2020年代のyoutube界の片隅ってとこでしょうかね。
![Forbidden Fruit [Analog] Forbidden Fruit [Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/51SMRF6wc3S._SL500_.jpg)